【解説】「世界一やさしい問題解決の授業」を問題解決・ロジカルシンキングの本としてオススメする理由
「ロジカルシンキング・問題解決でオススメの本は?」というのは世の中でよくされる質問の一つだと思います。
色々答えがあっていいと思うのですが、自分としてはまずは「世界一やさしい問題解決の授業」と答えるようにしています。
<目次>
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
- 購入: 92人 クリック: 1,213回
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要約 「世界一やさしい問題解決の授業」とはどんな本か
目次としては
1限目 問題解決力を身につけよう2限目 問題の原因を見極め、打ち手を考える3限目 目標を設定し、達成する方法を考える
の3つの章からなる、正味100ページほどの本です。
中身としては
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中学生バンドが客を集めるには?
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中学生がパソコンを買うには?
みたいな具体的なケースを使って、問題解決・ロジカルシンキングの基本を教えています。
約100ページ(しかも空白や絵が多く文字少ない)の薄い本ですが、MECE・ロジックツリーなどの基本は十二分に押さえられています。
2007年の発行以来、30刷以上を重ねる大ベストセラーです。
「世界一やさしい問題解決の授業」がオススメの3つの理由
「ロジカルシンキング・問題解決でオススメの本は?」という質問に対して、「世界一やさしい問題解決の授業」がオススメな理由は大きく3つあります。
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薄くてわかりやすい
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内容的には十分で、10年以上支持され続けている
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そもそも本で身につけられる「問題解決・ロジカルシンキング」には限界がある(実践が重要)
以下、順に説明していきます。
理由1: 薄くてわかりやすい
この本、分量が少ない上にわかりやすいので普段読書習慣がない人でも2時間くらいで読めるんじゃないかと思います。
そもそも「ロジカルシンキング・問題解決でオススメの本は?」という問いに対する答えを本当に必要としている人って、
普段から本を読んでインプットする習慣があまりない人が多いと思うんです。
「毎月ビジネス書20冊読みます!」って人から「ロジカルシンキング・問題解決でオススメの本って何ですか?」って本気で聞かれることって想像できなくないですか?
あまり本を読む習慣がない人に厚い本・難しい本を勧めても、高確率で挫折してしまいます。控えめに言って、読むのにとても時間がかかることが多い。
(余談ですが、たくさん本を読む人にとっての「厚い・難しい」と本を読まない人の「厚い・難しい」の基準は全然違います。 150ページ以上の本は「厚い・難しい」判定される率が高い。「本好きな上司・同僚が本を読まない部下・同僚に『この本オススメだよ』って本を貸したけど数週間以上返ってこない。結果読んでもいない」って現象、周りにありませんか?)
だったら、薄くてわかりやすい「世界一やさしい問題解決の授業」をまず読んで実践して、興味を持った人だけが次の一冊に進めばいいと思うのです。
1-2時間で読み終わるので、何日も読み終わらなくて「あーあの本読めてないなー」とストレスを抱えることもない。
しかもこの本、万一途中の第2章までで挫折しちゃっても問題解決の基本はなんとなく押さえられるという優れものです。これだったら1時間で行ける。
理由2: 内容的には十分 (10年以上支持され続けている)
もちろん、ただ薄いだけの本ではオススメできません。内容が十分でないといけない。
その点、「世界一やさしい問題解決の授業」は、ロジックツリーやMECE、さらには実行計画の立て方や課題分析の仕方といった内容もしっかりと押さえており、「基礎的な内容はこれで十分」と言える内容です。
10年以上前に出版され、その間色々な人の目に晒されながらも今もなおamazonのカテゴリ上位に名を連ね続けていることが、流行に左右されず良い意味で基礎的な内容を押さえていることの表れだと思います。
薄くてわかりやすい本は他にもあるのですが、
「10年以上(時代が変わり、いろいろな人の目に触れてもなお)売れ筋のまま生き残っている」
というのが、この本を自信を持ってオススメできるポイントだと思っています。
理由3: 本で身につけられる「問題解決・ロジカルシンキング」には限界がある(実践が重要)
「オススメ本は?」という質問に対して若干身も蓋もないことを言うのですが、
そもそも問題解決・ロジカルシンキングって「知ってる」と「できる」に結構大きな溝があると思うんです。
知識をインプットした上で、実践に実践を重ねて少しずつ身についてくるものです。
この溝を埋めるために、本を読んだ上で素早く実践に移る必要があります。
「オススメ本は?」と聞く以上、その瞬間は実際何か実務で不自由を感じている熱量のある状態のはずなのですが、
上述の通りロジカルシンキングの「名著」と呼ばれる本は難しかったり長いものが多く、本を読むのに慣れていない人は時間がかかる。
結果として、本当に大切な実践まで熱量を保てない。
だったら、素早く「世界一やさしい問題解決の授業」で基本をインプットして実践に移った方がいいと思うのです。
迷ったら「世界一やさしい問題解決の授業」
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
- 作者: 渡辺健介,matsu(マツモト ナオコ)
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/06/28
- メディア: 単行本
- 購入: 92人 クリック: 1,213回
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そんなわけで
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薄くてわかりやすい
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内容的には十分で、10年以上支持され続けている
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そもそも本で身につけられる「問題解決・ロジカルシンキング」には限界がある(実践が重要)
の3点から「世界一やさしい問題解決の授業」はオススメです。
問題解決やロジカルシンキングの名著はいくらでもあります。例えば、
でも、↑の本を読んで理解できる人ってそもそも「ロジカルシンキング・問題解決でオススメの本は?」って質問に切実に困ってる人とはちょっと層が違う気がするのです。
こういう本を読んで理解・実践できる人は、ネット情報とかから勝手に自分で本を見つけて読んでることが多い気がする。
そして、問題解決・ロジカルシンキングって「知ってる」と「できる」の間に結構大きな溝があります。
本を読んだだけで身につくほど簡単なものではなく、実践に実践を重ねて少しずつ身についてくるもの。
素早くインプットして、アウトプットにつなげるという意味でも「世界一やさしい問題解決の授業」はオススメです。
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