初心者も60点は取れる、わかりやすいパワポ・プレゼン資料作成手順
「プレゼン資料のコツ」的な良書はたくさんあるのですが、それを読んで誰でもいいプレゼン資料が作れるかというと、そうでもないです。
そこで、なるべくシンプルにしながら、100点とは言わない、80点とも言わないが、60点くらいは安定して確保できるプレゼン資料の手順を紹介したいと思います。
1.文章でサマリを作る
まず、文章で要約を作ります。
パワポはお絵かきツールと思われがちですが、一番大切なのは、言っている内容でありストーリーです。
そして、これまた忘れられがちですが、
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全体で何が言いたいのか、メッセージが明確かつ的確であること。
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メッセージに至るストーリーラインが過不足なく、論理の飛躍なく詰まっていること。
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以上の内容を、適切な文章で表現できること。
これがプレゼン資料作りにおいて、何より大切です。
要約文章なくしてパワポなしです。
※パワポでお絵かきばかりしてると思われがちなコンサルですが、実は文章書きも相当トレーニングされます。例えば、若手の仕事かつトレーニングの代表格の一つに議事録作りがあります。で、当然議事録は文章を書く。議事録の文章が作れなくて真っ赤に先輩から添削されて返ってくるというのは、いくつかのファームでは通過儀礼にされています。文章書くトレーニングほんと大切。
逆に、いい要約文章ができたら、後の資料作成は簡単です。
2.サマリの一文一文を、そのまま各スライドのタイトルかリード文にする
サマリの一文一文を各スライドの上にコピペしていきます。原則としてサマリの文の数だけ作ります。
3.各スライドに、図などを追加する
各スライドに、前の工程で追加したタイトルないしリード文に対応して
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噛み砕いた説明
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根拠
になるような図・表・グラフなどを追加します。
ここで、グラフや表のチョイス間違えるケースもありますね。
そういう時は、絶対的鉄板で以下を読むといいと思います。
ただし、話し手・聞き手・場面から考えて、特に補足がなくてもメッセージ伝わるなら、図とか究極なくてもいいと思う。
その時は、真ん中にドーンと大きくテキスト書いちゃえばいいと思います。
(逆に今どきっぽくなる。笑)
4.必要に応じて、補足スライドを足す
あとはおまけです。
要約の文章に入らなかったけど、質問とか想定すると入れておきたい話もあると思います。
そういうのは、全部補足資料にしちゃいましょう。
慣れないうちは巻末にまとめて、資料の途中に入れる場合も「(補足)〜〜〜について」と、補足スライドであることを明記するのがいいと思います。
まとめ
以上、4つのステップをご紹介しました。
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1.文章でサマリを作る
2.サマリの一文一文を、そのまま各スライドのタイトルかリード文にする
3.各スライドに、図などを追加する
(4.必要に応じて、補足スライドを足す)
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で、1.のサマリを徹底的に詰めることが重要だと思っています。
(なるべく、2.以降の工程に移る前に、1.の時点で上司やプレゼン対象者と握ることまでやってしまいたい。プレゼン当日or完成まで内容見せちゃいけないワケじゃない。)
もちろん、特に上級者向けにこのやり方がベストではないと思うのですが、ある程度どの人・テーマでも再現性高くレベルを上げることができるので、覚えていて損がない方法だと思います。